嫁姑という血の繋がっていない2人の家である。介護の容易さとプライバシーという両面を要求された。5つのプライベートな箱を敷地に分散配置することで周辺の街のスケール感から逸脱しないボリュームとし、大屋根のパブリックエリアによって各機能がつながる構成とした。このことで介護上のアクセスの良さと、プライバシーを両立させている。箱の中は天井高さも低く設定し、パブリックエリアの天井の高さが際立ち、まるで外にいるような開放感を得ることができる。
- ■ 建築家 / 鈴木恵介 牧野嶋彩子 / 株式会社空間計画提案室
- ■ 場所 / 埼玉県八潮市
- ■ 竣工 / 2017年6月
- ■ 構造・階数 / 木造・1階
- ■ 建築面積 / 337.75m²
- ■ 延べ面積 / 394.25m²
- ■ 家族構成 / 嫁姑
- ■ 写真家 / 早崎太郎