江戸初期から続く日蓮宗寺院の庫裏です。
外観は本堂に威圧感を与えないようボリュームを分け、複数の瓦屋根で構成しました。
この建物には2つの中庭があります。
一つは寺院機能に付属するもので、応接機能が庭を囲むように配置しています。主玄関に面する窓は隣家を避け視線を下に誘導する大きな一枚ガラスで、落葉により季節を感じる樹木を選定しました。もう一つは庫裏の中心に配置されたもので、日常を寺務と区切れるようプライバシーに重点をおいています。
- ■ 建築家 / 大澤和生 / 一級建築士事務所マルスプランニング合同会社
- ■ 場所 / 東京都江戸川区
- ■ 竣工 / 2013年11月
- ■ 構造・階数 / 木造・2階
- ■ 建築面積 / 265.80m²
- ■ 延べ面積 / 376.22m²
- ■ 写真家 / SamStyle 吉田修